育児辞典【症状と病気】骨、関節の異常 ピヨママ倶楽部・育児辞書


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骨、関節の異常

 股関節脱臼   内反足


股関節脱臼


 女の子に多く、3〜4カ月検診で多く発見
 足のつけねの股関節の骨が、骨盤からはずれている(脱臼)状態です。
おむつ換えの時などに、

@足の開き方が片方だけが十分に開かない
A股を開くときに股関節がポキポキや、クリッという音がする
B太ももの内側のシワが左右同じでない
C左右の足の長さが違う
D足をひきずるように歩く

といった症状がみられます。
3〜4カ月健診時に発見されることが多く、男の子よりも女の子に多くみられるのが特徴です。

【脱臼矯正用バンド等で治療】

この病気は、気づかないでそのままにしておくと、歩き始めても片足を引きずったり、関節痛や歩行障害などのトラブルが起こることもありますので、早めに発見して治療してあげましょう。

治療では、自然に整復するまで「リーメンビューゲル」と呼ばれる脱臼矯正用のバンドを着用することがあります。バンドでよくならない場合は、入院してけん引します。ほとんどの場合は、こうした治療で治ります。
ただし治療後14歳頃までは、股関節の発育が順調に進んでいるかどうか、主治医のもとで定期的に診てもらうようにしましょう。

by rumiko

◆内反足◆


 くるぶしからつま先が内側を向いている状態
 生まれつき、足のくるぶしからつま先にかけての部分が、内側にそり返っている状態が「内反足」です。足首から足全体が内側にひねった形になっている、土踏まずから先が内側に曲がっている、足首が上に曲がらない、など様々なケースがあります。
一般的に、触って動かしてもかたくて動かないようなら、先天的内反足として生まれた直後に診断されます。反対に動かして元に戻る場合は、一時的なものとして治療することはありません。

先天性内反足のまま成長すると、足底を正しく接地することができず足裏の外側をついて歩くことになるため、歩きづらくなるうえ、靴も履きづらくなります。また治療が遅れると、最初から手術療法が必要となる場合が多いようです。早期発見・早期治療が大切です。


【徒手操作による矯正やギプスで治療】

 1000人に1人ぐらいの割合で起こり、男の子に多いのが特徴です。1カ月検診などで指摘されるケースも多く、診断後は整形外科ですぐに治療を始めます。
治療では、初期治療として医師による徒手操作を行うことがあり、その日のうちにかなり矯正することができます。その後は必要に応じて、ギプスを足に巻いて固定し矯正します。ギプスは、通常生後3〜4カ月くらいまで続け、それでも治らなかったり、変形が残った場合は手術を行います。

小学生の間は足に装具をつけることもありますが、治療を続けるうちに取れ、普通に走り回ったり、スポーツできるようになります。
ただ、完治までに数年かかることもある上、再発しやすいため根気よく治療を続けることが必要です。

by rumiko


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