せきや鼻水はあまりありません |
咽頭炎も扁桃炎も、そのほとんどが風邪と同じウイルス感染によってのどに炎症を起こしたもの。風邪を引き起こす病原体がそれぞれの場所で特に強く反応して症状を起こすのです。 いわゆるのどちんこの周辺が咽頭で、ここが炎症を起こした状態が咽頭炎。発熱と軽いせきや鼻水などの風邪症状があらわれますが、呼吸器のいちばん浅い部分の炎症なのであまり心配ありません。
扁桃はのどの両サイドの部分で、ここが赤くはれれば扁桃炎。39度前後の高熱が出てつばを飲み込むだけでも痛く、食事も食べられなくなります。声もかすれてきますが、せきや鼻水といった症状はあまり見られません。
ウイルス性の場合は、どちらも風邪と同じく安静にしていれば回復に向かいます。咽頭炎は2〜3日、扁桃炎は急にはよくならないのが普通ですが1週間以内にはだいたい症状も消えるでしょう。 ただし、細菌が原因の発熱や炎症については抗生物質を使用した治療が必要になります。 高熱が出ているのにせきや鼻水がなく、だるそうにぐったりしているときは細菌性の咽頭炎、扁桃炎を疑って早めに医師の診断を受けてください。
離乳食は…? のどの痛みやはれが強い間はミルクや離乳食は無理じいしないこと。煮込みうどんやスープなどのどごしがよくて、消化のよいメニューを、食欲に応じて少しずつ与えましょう。食べられなくても水分さえとれていればそれほど心配いりません。 特に高い熱が出ている間は脱水症状に気をつけて、こまめに水分補給することを忘れずに。
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ミルクティー
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