育児辞典【症状と病気】 咳が出る病気 ピヨママ倶楽部・育児辞書


ピヨママ最新ニュース




サイトご利用規約、免責事項はこちら (ご一読下さい)  育児辞典HOME

咳が出る病気


風邪   急性気管支炎   喘息様気管支炎   細気管支炎   肺炎


風邪


 こじらせると肺炎などに移行することも
赤ちゃんの病気で最も多いのが風邪です。
ウイルスや細菌などの感染で起こり、発熱、鼻水、咳、下痢、頭痛、嘔吐などの全身症状が見られます。ほとんどの場合軽くすんでしまいますが、こじらせると肺炎などの病気に移行することもあるので、症状に合った細やかなケアをし、早めに治すことが大切です。

<咳が止まらない>
赤ちゃんが咳をしている場合、一番気をつけなければいけないのが、機嫌はよいかどうか、発熱や嘔吐など他の症状はないかどうかです。
咳だけであればそこまで心配する必要はないでしょう。
また、母乳や水分がとれていない、飲んだり食べたものを吐いてしまう、咳こんで眠れないなど、日常生活に支障があるかどうかも注意しなければいけない点です。

咳で苦しそうなときは…呼吸がしやすく、咳が出やすいのが上半身を起こした姿勢です。寝かせた姿勢では咳が出にくいのでやや起こしぎみにするといいと思います。
布団やベッドに寝かせるなら、枕やクッションなどを背中に当てて、上半身を起こしぎみに。

<たんがからむような咳をするときは…>
赤ちゃんは自分でたんを吐き出せないので、背中を軽く叩いたり、さすったりして、たんをきれやすくしてあげるといいと思います。抱っこなら縦抱きがオススメです。

咳が出ているときはきれいな空気、適度な湿度の環境が大切です。
室温は大人が少し寒く感じる22〜23度が適温です。
加湿器を使ったり濡れたタオルを干すなどして加湿することも忘れずに!また、汚れた空気は咳を出やすくするもとなので、定期的に窓を開けるなどして、室内の空気をきれいにしてあげるといいでしょう。

by ミルクティー


急性気管支炎


 乾いた咳→痰が絡んだ咳に
風邪の原因となるウイルスや細菌による炎症が気管支にまで進行し起こる病気。
発熱、痰の絡んだ咳症が主症状です。
急性気管支炎のかかりはじめは、コンコンというような乾いた咳ですが、症状が進むにつれ、痰が絡んだようなゴホゴホというような咳になります。
呼吸が苦しそう、高熱、全身状態が悪いなどの場合はすぐに医師の診察を受けましょう。

by sorakoko

◆喘息様気管支炎◆


 ゼロゼロという呼吸音
喘息のような症状が見られる気管支炎です。喘息のような、ゼロゼロという呼吸音になります。乳幼児は大人に比べて気管支が細く、咳をする力も弱いので気管に痰が溜まりやすく、さらに炎症のために気管が細くなってしまうため、ゼロゼロとかゼーゼーという呼吸音になります。また、眠っている間は起きている間よりもさらに気管が狭くなるので、夜中や明け方に連続して咳をしたり、呼吸困難に陥ることもあります。ひどくなると入院治療が必要になることも。

by sorakoko


◆細気管支炎◆


 2歳以下に多い
気管支の末端部分に炎症が原因。2歳以下の子どもが冬季にかかりやすい病気です。
症状は肺炎や気管支喘息によく似ていて、くしゃみや鼻水などの症状からはじまり、咳や痰が増えて、呼吸時に、ヒューヒューとかゼーゼー、ゴロゴロといったような音をさせるのが特徴です。発熱も伴いますが、高温となることはあまりないようです。また顔色や唇の色は悪く、機嫌が悪いのも特徴です。
 子供の年齢が低いほど重症化しやすいので注意が必要です。
赤ちゃんがハーハーと浅い呼吸をしていたり、小鼻をピクピクさせるような呼吸をしていたら、呼吸困難を起こしているサインです。すぐに病院へ。

by sorakoko

◆肺炎◆


 風邪をこじらせて起こることが多い
炎症が肺胞にまで進行してしまって起こる病気。かぜをこじらせ、咽頭から喉頭、気管支から細気管支、それから肺へと炎症が進むことが多いです。
突然肺炎になることがないわけではありませんが、そのほとんどがかぜをこじらせた結果かかるものです。肺炎では、肺にうまく空気が入らず、呼吸が苦しくなります。症状だけでは、気管支炎との区別がつきづらいのですが、レントゲンで肺を撮影すると、肺の一部が白く映るので診断がつきます。ウイルス性のものはかぜの症状から始まることが多いですが、細菌性の場合は、突然発熱から始まることも。
高熱(38度〜40度)と、痰のからんだようなゴホゴホという激しい咳がこの病気の特徴です。顔色も悪くぐったりとして、食欲も悪くなり、脱水症状を起こす危険もあります。
小さな月齢の子どもの場合、呼吸困難が酷くなると、陥没呼吸といってみぞおちの辺りがへこんだ呼吸になったり、小刻みな呼吸になったり、小鼻をピクピクさせる症状がみられたりします。これらはとても危険な状態です。
1歳未満の場合は肺炎の疑いがあれば、原則として入院での治療となるようです。

by sorakoko


(C) 育児情報と相談、ママ友募集サイト