育児辞典【緊急時の応急処置】 ピヨママ倶楽部・育児辞書 けいれん、やけど

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緊急時の応急処置

頭を打った!    けいれんをおこした    変なものを飲んだ    水におぼれた    
 
日射病・熱射病    やけどをした    出血がある
 

◆頭を打った!◆


 何もなくてもしばらくは様子を見て
頭を打ったあと、すぐに泣き出し、落ち着いたらいつもと同じであれば、しばらく様子をみましょう。当日入浴を控え、2〜3日しっかり様子をみて何かおかしいところがあれば受診しましょう。
もし、頭を打った直後に顔色が悪くなったり、吐く、意識がおかしくなったと思ったら、できるだけ子どもの体を動かさないようにして、すぐに救急車を呼びましょう。

赤ちゃんはまだバランス感覚が未発達なことと、体に対して頭が大きく重いため、重心がとりづらく、転倒しやすいのです。
階段や自宅内の段差、いす、ベランダ、ベッド、ベビーカーなどの転倒防止対策を早めにとっておくことが大事です。

by sorakoko

◆けいれんをおこした◆


 あわてず、まず衣類をゆるめて
1.衣類をゆるめ、顔は横向に。
ひきつけを起こしたら、硬直した体を衣類で締め付けないように、首や胸のボタンをはずし、衣類をゆるめます。
また、けいれんで嘔吐することもあるので、吐いたものが気管に詰まらないように、顔を横向にします。
2.けいれんの時間をはかる。
けいれんが始まったら時間を確認し、10分以上続くときは至急病院へ。
3.熱をはかる。
熱性けいれんは38度以上の熱を伴います。熱がないのにひきつけた場合は急いで病院へ。
4.けいれんの様子を見る。
体の突っ張り方やふるえが左右対称かどうかを確認。けいれんが左右どちらかだけだったり一方からだんだんと広がっていくようなときは至急病院へ。
5.おさまったら全身状態を確認。
けいれんがおさまったら、顔色や目の動き、呼吸や手足の状態など、全身状態を確認します。再発防止のために、薄着にして、わきの下や足のつけねなどを冷やします。また意識がない場合はすぐ病院へ。

熱に弱い体質は遺伝することがあるので親やきょうだい、おじ、おば、いとこなどが子供の頃に熱性けいれんを起こしたことがあると、その子も熱性けいれんを起こしやすい傾向があります。
また高熱が出たときに体をあたためると、体内に熱がこもってけいれんの原因になります。
熱が上がりきったら毛布などは一枚少なめを心がけるといいと思います!

by ミルクティー

◆変なものを飲んだ◆


 吐かせていいもの、よくないものがある
●毒性のある液体を飲んでしまったら
成分のわかる容器をもって病院へ!
吐かせていいもの、よくないものがあるのでわからないときは、『中毒110番』で問い合わせてみて。

(財)日本中毒情報センター
大阪中毒110番
電話 072−727−2499
(365日24時間対応)
つくば中毒110番
電話 029−852−9999
(365日9時〜21時対応)

●食べていたものやおもちゃを飲み込んでしまったら
まず、口の中に見えていたら指でかき出します。もしのどに詰めていたら、大人が片足を立て膝立ちになり、膝の上に子どものおなかを当てて抱えるようにして、子どもの頭を低くし、人差し指でのどの奥を押して吐かせましょう。

●タバコを飲んでしまったら
気がついたらすぐに吐かせましょう。少量の牛乳を飲ませて吐かせると取りやすいです。吸収されたニコチンで中毒症状が起こるのは1〜2時間後です。灰皿代わりにした空き缶の水を飲んだ場合は溶け出したニコチンですぐに中毒症状がでるので急いで病院へ。

(財)日本中毒情報センター(タバコ専用)
電話 072−726−9922
(365日 24時間対応)

●電池を飲んでしまったら
胃腸で溶けると毒性を発揮することがあります。レントゲンでどこにあるのか確認できるので急いで病院へ。

by sorakoko

◆水におぼれた◆


 意識・呼吸・脈拍を確認!
子どもが溺れているのを見つけたら一刻も早く救助することが大事です。そのとき、大きな声で周りに助けを求めることも忘れないで。プールや海水浴であれば、監視員、ライフセーバーの助けを求めます。慌てて自ら飛び込んで自らも被害に遭ってしまった、なんてことにはならないように。
子どもを水から引き上げたら、落ち着いて状態を確認。次の項目に特に注意して観察してください。
<観察のポイント>
・意識はあるか
・呼吸はしているか
・心臓は動いているか(脈はあるか)
以上の3つのうち、ひとつでもない場合は、人工呼吸や心臓マッサージを施します。息があるときや人工呼吸で息を吹き返したときは、子どもの背中を叩いたりさすったりして水を吐き出させましょう。落ち着いたらバスタオルなどで体温が下がらないように包み、救急車の到着を待ちます。
水辺での事故は大人が少し目を離した隙に起こります。また、プールや海水浴場だけではなく、家庭の浴槽で溺れることあります。浴槽での事故を未然に防ぐためにも、
・浴槽の残り湯を抜く
・浴室に外鍵をつける
・浴槽に丈夫な蓋をつける
・浴槽のそばに踏み台になるようなものを置かない
・浴室では子どもひとりにしない、など

日ごろからしっかりと対策をとっておきましょう。また、浴槽用浮き輪を使用中にバランスを崩して溺れる事故も起きていますので、浮き輪を使っているから、と安心せず、子どもからは絶対に目を離さないようにしましょう。

by sorakoko

◆日射病・熱射病◆


 まずはすぐ涼しい場所へ
日射病は強い日差しが原因となり、熱射病は高温の場所に長時間いたことが原因となります。どちらも暑さによって、子どもの体温調節機能がおかしくなり、突然高熱を伴った昏睡状態に陥ることがあります。こうなれば命を脅かすことにもなりますので、強い日差しや暑さには充分な注意が必要です。
子どもが日向などに居て、ぐったりしていたら、すぐに木陰の涼しい場所に移動させます。衣類を緩め、頭を高くして寝かせて、冷たいタオルを額に当てて様子を見ます。すぐに意識が戻れば水分を充分に摂らせましょう。
・すぐに意識が戻らない
・熱が下がらない
・水分を子どもが受け付けない
上記のような状態のときは、かなり体が衰弱しているときなので急いで病院へ。

by sorakoko

◆やけどをした◆


 とにかく『水で冷やす』!
基本は やけどをした部位を水で冷やすことです。水道の水を流して充分に冷やしましょう。水圧が強いと水ぶくれをやぶってしまうことがあるので、水圧は弱めに。患部が広範囲にわたるときは、浴槽に水を張ってつけます。水で冷やす際に注意したいことは、
・衣類の上からやけどをしたときは無理に脱がさない、服の上から水を流して冷やす。
・水ぶくれが出来ている場合、つぶさない。
・熱や痛みを感じなくなるくらいまで(10分以上)水を流す。 といったところです。

体の表面積の10パーセント(片腕全体程度)を超える広範囲にやけどをしたときは、すぐに救急車を呼びましょう。皮膚が黒や白色に変色している場合は重度のやけどです。やけどの範囲が狭くても急いで病院へ。
水ぶくれができていたり、皮膚がジュクジュクしているときは患部を冷やして早めの受診を。受診するまで患部には何も付けないように。水で冷やして痛みがとれて赤くなる程度であれば様子を見てください。

日ごろからのやけど防止策としては、
・暖房器具には子どもが近寄れないようにストーブガードなどを使用する。
・電気ポットや炊飯器などは子どもの手の届かないところへ。
・引っ張ってひっくり返す恐れがあるのでテーブルクロスは使わない。
・鍋やフライパンの持ち手はコンロの前に出さない。
・お風呂へは勝手に入れないようにする。
などがあります。

by sorakoko

◆出血がある◆



 切り傷、刺し傷、すり傷、ひどい出血
ひとりであんよできるようになった子どもに怪我はつきもの。怪我で出血していると大人も慌ててしまいがちですが、何が原因でどんな傷を負ったのかを落ち着いて見極め、適切な処置をしましょう。

●切り傷のとき
傷の原因となったガラスやナイフなどの汚れが傷口に入っているので水でよく洗い流てから、止血します。止血は傷口が閉じるように指先を使って圧迫します。最後に、清潔なガーゼを多めに当てて出血が止まるよう、少し強めに包帯を巻きます。

●刺し傷のとき
トゲが刺さった程度なら、よく消毒したピンセットや針で、皮膚をほぐすようにしながら刺さったものを取り出します。そのあと、傷口の周囲を押して、血を絞り出すように中の汚れを出し、消毒してから絆創膏などを貼っておきます。
・ガラスや古釘などが深く刺さっている
深く刺さっている場合は、無理に抜こうとしないでください。そのまま病院へ連れて行きます。ガラスが細かく刺さった場合も同様です。
古釘の場合は、刺さった釘を抜いてから、傷口の周囲を強く圧迫して、汚れた血液を出します。その後、消毒したガーゼを当てて病院へ。
・トゲなどが残っている
トゲなど異物が深く刺さっていたり、取り出せない場合も、病院で処置をしてもらいましょう。トゲや異物が皮膚内に残ったままになっていると、化膿したり、破傷風になる恐れもあります。
・傷口がいつまでもジュクジュクしている
なかなか傷が治らず、いつまでもジュクジュクしている場合も病院で処置をしてもらいます。

● すり傷のとき
すり傷は傷口が汚れていたり、泥や土、砂などが傷口に入っていることが多いので、まずは水でよく洗い流すのがポイントです。汚れを洗い落としたら、水気を拭いてから消毒し、清潔なガーゼなどで傷口を覆います。

●こんな場合は病院へ。
・出血がひどい
傷の位置をよく確かめ、清潔なガーゼなどで傷の上から直接圧迫します。それでもなかなか止まらない場合は、傷口よりも心臓に近い場所を包帯などで強めに縛ります。また、傷口を心臓より高い位置にするのも効果的です。止血の手当てが出来たら病院へ。
・切り傷が大きい
切り傷の幅が大きい、ギザギザに切れている、傷口がくっついていないなどの場合は、縫合してもらったほうが早くきれいに治る場合があります。
 
by sorakoko


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